人間、色々な人がいますね。いろんな遺伝子と環境の組み合わせて、あらゆるタイプの人が生まれる訳です。ホリエモンこと堀江貴文やスティーブ・ジョブスみたいな人がいると思えば、おぞましいような猟奇的な事件を起こすサイコパスもいるわけです。
どちらも人口比で考えると決して大きくはありませんが、必ず一定数はいます。仮に、サイコパスを例外の人口比下位2.5%位だとしたら、大きく有名になった社長を例外の上位2.5%としましょう。
サイコパスって何かの病気?
実は異常犯罪者や猟奇的な犯罪を起こす人は、高い確率で「反社会性パーソナリティ障害」を患っていることがあります。このタイプの人は、健全な人との関わりを維持できず、それどころか苦しんでいる人をみて喜びを感じることさえあります。それで実際に脳を比較してみると、サイコパスの脳は正常な人と比べて前頭前野が萎縮していることが分かっています。つまり、良し悪しの判断が伴う結果を予想して行動することができません。また、自分の欲求を抑制することもままなりません。
サイコパスの歪んだ欲望と社交性の欠如が組み合わさって、相手を苦しんでいようがなんとも思わないということです。わかりやすく言えば、自分の性欲と相手の苦しみが共感覚のように連動しているがために、相手が苦しんでいればいるほど自分の喜びが大きく、自分の欲求をコントロールできずにいると言えます。
社長は一体どういう人?
サイコパスと表現を揃えるために、ここではあえて社長という肩書きを病気と捉え、仮にこんな名前をつけます「反一般人平社員性パーソナリティ障害」。このタイプの人は、平社員として活躍するよりも自分の好きなことを通じてフリーランスの仕事をしたり、社長として行動した方が成功しやすいタイプなので一般の人と比べてリスクの高いことも取るような行動が目立ちます。常に新しいことにチャレンジし、結果の良し悪しに関わらず積極的に行動します。また、社会的な成功、高い収入、一族の繁栄など自分の成長欲求を抑えるようなことはしません。運も味方につけ、カリスマ社長となります。
不思議な共通点?
ここまで書くと、なんだか共通点があるような気もします。もしかしたらただのこじつけや偶然かもしれません。ですが、実は偶然ではない可能性の方が高いかもしれません。ある研究によると、サイコパスと社長とで脳の構造に共通点があるという報告があります。また、ADHDは家庭環境次第ではサイコパスにも社長タイプの人間にもなれることを示唆するデータもあります。つまり、「反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)」も「反一般人パーソナリティ障害(社長タイプ)」のいずれもADHDから由来している可能性が高めであるということです。
家庭環境によって左右される人生
一体どのような家庭環境であれば、上位2.5%の例外的な存在になれるのでしょうか。実は、非常にシンプルなのですが、シンプルさゆえ不安となり、信じきることができず結果的には難しいと言えます。
方法は以下の通りです。
・とにかく良好な親子関係。支配的でもなく、放置でもなく、なんでも許すのではなく、人生の手本となり尊敬できる年上の友達のような距離が良いです。
・誰も達成出来ないような大きな目標を持つように意識してゴール設定を手伝う。
・多くの人のためになるような大きな目標を持つように意識してゴール設定を手伝う。
より具体的にはいかにまとめられます。
・なりたい自分になるための技術であるコーチングを活用する
・気持ちを汲み取って、お互いにスムーズな人間関係を構築する技術である親業を活用する
・思考力などと関係があるワーキングメモリなどを鍛える
これらの条件が揃えば、ADHDの子は多くの人から感謝される大物へと育ちます。もちろん、これはASDにも当てはまりますし、定型発達の子にも当てはまります。
コーチングの具体的な技術に関しては、こちらのサイトがオススメです。
また、親業の具体的な技術に関しては、こちらのサイトがオススメです。
→http://ronri2.web.fc2.com/PET.html#sub
まとめ
・発達障がいなど、遺伝率をコントロールすることはできないにせよ環境のコントロールならできる。
・教育方法、関わり方、目標設定さえ意識していれば失敗することはほとんどない。