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悪い16の育児方法と改善する7つのポイント (後編)

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どうすれば良い親になれるのか?

もし今までの育児スタイルに問題があることに気がついた場合、子供の将来の損を最小限に留められるのが今この瞬間です。良き親として意識するのに手遅れなことはありません。

 

1. 直接的な愛情と関わりをもつ:

 親は、ただの保護者ではなく人生に必要なことを教え示す存在です。適度な管理と介入は必要ですが、それらは全て愛情をベースに持っています。絶対的な権利をもつ親ではなく、必要に応じて厳しく接する時と共感を示す時とを使い分ける必要があります。そうすることで、放任主義、叱らない教育や権力主義などではなくそれらのバランスが取れた愛情ベースの関係を構築することでもっとも子供は将来性が高まります。

 

2.  子供を叩く、あるいは怒鳴るのを可能な限り控える:

 試し行動をとり続ける子供への対応は簡単ではありません。親もついに我慢の限界を超えてしまい、怒鳴ることがありかもしれません。すると、必ずといっていいほど子供は泣き叫び機嫌が悪くなります。親によっては、人前で子供を叩くことに良心の呵責を感じにくい方もいますが、のちに後悔する方もいます。この繰り返しが基本的には子供の脳の成長の足を引っ張ります。ではどのように注意をすべきなのでしょうか?

 代表的なもので言えば、子供の特権を取り上げて反省を促すことです。仮に、子供が兄弟のおもちゃを壊したとします。この場合、子供の一番お気に入りのおもちゃを取り上げて、兄弟に謝り同じことはしないと約束させます。そして、なぜ兄弟のおもちゃを壊すのと親も兄弟も悲しむのかを説明します。もしまた同じ過ちがあれば、『一週間ゲーム禁止』などといった特権を取り上げるしつけも効果的です。

 

3. 親の与える指示に対してその理由もつけること:

 「時間通りに寝なさい」という指示を聞かされても、子供はなぜそんなことをしなければいけないのか理解できません。親の務めの一つとして、その指示の理由もしっかりと明確化させることが重要となります。間違っても「いいから言う通りにして!」「文句があるな晩御飯抜きよ!」などと権力に頼ったはぐらかし方はしないことです。さもなければ、子供は常に理由が理解できないことに対しては反抗心を強めることとなり、少しでも納得ができなければ意地でも言うことを聞かなくなります。

 

4. 新しいルールを決めたら、事前に子供と話し合っておくこと:

 何か新しいルールを決めた場合、必ずそのルールについて十分に子供と話し合ってください。なぜそんなルールを追加するのか、どう言う目的があり何を予防したいのか。万が一予防ができなければ家族にとってどんな災難が待っているのか。しっかりと子供とルールを共有することで、子供は自分のチームの一員であると言う気持ちが強まります。もし抑圧的で疑念を抱くことを許されない環境だとしたら子供は管理をされており、全て親が勝手に決めていると言うことになります。そうなると、自己評価が低くとても横柄な大人へと成長してしまいます。

 しっかりと話し合うことでルールに一員であるという喜びを子供と共有し、ゴールを共有します。こうすることで、子供は自分の行動が家族のルールやゴールにふさわしいかどうかを点検する癖が身につき、適切な行動が取れるようになります。

 

5. 子供に選択肢や意見を言う機会を与える:

 子供のために何かを決めるのではなく、親が考えてることに関して子供からも意見を引き出すことはとても重要です。例えば、「あの家庭教師はあなたに合わないから変えるから」と決めつけて話を進めるのではなく、「あの家庭教師、どうもあなたに合っていない気がするけどどう思う?変えてみようか?」と意見を引き出してみましょう。自分で考えて出した意見に対しては責任を持って行動を取るようになります。

 自分の意見を考えて伝えると言うことは始めは難しいのですが、この訓練を怠ると大人になってからは指示待ち人間となってしまい、主体的な行動が取れなくなってしまいます。

 

6. 子供が共感をして欲しがっているときは、ただただ話を聞いてあげる:

 良き親とは、聞き上手でもあります。子供が他愛ない日常について熱心に話していても、「後で聞いてあげるから、まず先に部屋の片付けして!」などとめんどくさそうに話を遮らないでください。こういったことの積み重ねにより、子供は徐々に自分の気持ちや思っていることを正直に言う癖が減ってきます。最悪、嘘をついてでも自己保身に走る癖が身につくこともあります。

 

7. 良い手本をいくつも用意する:

 『百聞は一見にしかず』ということわざがあるくらい、やはり言葉よりも実際に目から入る情報の方が説得力が高いことがほとんどです。これは親の振る舞いでも同じで、子供は親のマネから入って学習します。親が悪い習慣や癖を控えれば、子供は悪い習慣を学びとることはありません。親が読書家でピアノを弾くのであれば、子供も本好きとなりピアノを習いたいと言うようになります。しかし、スマホばかりいじってテレビに向かって暴言や文句ばかり言っていれば子供もその通りに育ちます。子供の口癖や行動は親の鏡でもあり、見る人がみたら家庭の様子もだいたいの想像ができます。

 

  良き親を意識するのに遅すぎることはありません。もし思い当たる節があるのであれば、少しずつで良いので自分の習慣を見直してみましょう。

 
ソース:http://www.momjunction.com/articles/everything-need-know-bad-parenting_00256/#gref

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