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どちらがより重要? 〜学歴か将来性か〜

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一昔前は、終身雇用制度があったおかげで大学さえ出ることができれば、あとはどこかに雇ってもらって定年まで働くだけで安定した暮らしを手にすることができました。高校を出て働いた人と大学を出て働いた人とで、生涯賃金にはおよそ1億円の差があったと言われています。

つまり、当時は大学を頑張って4年間通って卒業さえすれば、余分に1億円は多く稼ぐことができたと言うことです。

 

一億円を宝くじで当てるとしたら?

 

もし一億円を宝くじで当てようとしたら大変です。なぜなら、当たる確率が1000万分の1と言われているためです。ちなみに交通事故に遭う確率が1万分の1です。となると、宝くじを買いに行って当てるよりも、その道を往復する間に事故にあってしまう可能性が1000倍も高いと言うことです。

1000回も事故にあってやっと宝くじが当たる、それくらい1億円が当たる確率は低いのです。

こうなると宝くじを当てに行っているのか、車に当てられに行っているのかよくわからなくなりますね。こんな苦労をしてわざわざ1億円を当てるのと、大学を出て生涯賃金を1億円増やすのとではどちらがよりリスクが低いかを考えると、いかに大学へ行くことが重要だったかが見えてきますね。

 

このように、社会では昔から学歴が重要視されてきたことはわかりました。今もその名残で、学歴の高さは家庭のステータスの高さを反映する風潮は残っています。

 

高学歴だと、人間的にも良くできている?

 

ここで疑問なのですが、大学をでて入社した人は皆、リーダーシップをもち、人望に厚く、周りと協調してクリエイティブにゴールを達成する人がほとんどでしょうか。必要以上に怒鳴ることもなく、抑圧的でもなく、社内の風通しはよくて新入社員は安心して働ける心地よい空間を維持できているところがほとんどでしょうか。

みなさんならどんな社風の会社で働きたいと思うでしょうか。抑圧的な会社か、それとも風通しのいい会社か。

ハーバードビジネススクールのデータによると「抑圧的な社風」の会社と「風通しのいい社風」の会社とでそれぞれ10年間の追跡調査をしたところ、利益率が750倍以上も差がでたことが分かっています。

つまり、抑圧的な会社とは無駄が多く、モチベーションが低く、従業員のパフォーマンスは非常に悪いです。逆に、風通しの良い会社は常に新しいことに挑戦し続け、徹底した効率化で最大限のパフォーマンスを発揮し続けています。

じゃあ抑圧的な社風で働いている上司などはどんな脳の機能を持っているのでしょうか。

人は、前頭前野の機能が低いと、どうしても抑圧的な態度を取ってしまいます。キレやすかったり、わがままでこだわりが強かったり、他人を思いやる余裕がありません。上司という立場にいるくらいなので、大学はしっかり出ていて学力的には問題はないはずです。となると、学力が高いからといって必ずしも人間的にとても成熟しているかどうかは分からないということ言えます。

 

学歴が高いことよりも重要なのは?

 

大切なのは、社会に貢献していて、自分と家族や仲間の幸せを最大限に高めつつ、高い収入を得られているかどうかではないでしょうか。

 

1996年に労働者派遣法が改正され、終身雇用制度が減少している現在では昔ほど学歴は重要ではないと言えるかもしれません。それもよりも今は将来性を高められるかどうかがとても大切になります。

 

では将来性と関係がある能力とは一体どのような能力なのでしょうか。

 

これに関してはこちらのコラムを参考にしていただけたらと思います。

 

発達障がい児の将来性を高める非認知能力とは

 

ソウマハウスでは、将来性を高めるだけでなく学力まで高めるような取り組みも行なっています。まだ脳が変化しやすい時期にその子にあった取り組みをするので、脳の機能を幅広く、バランスよく鍛えられます。

 

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