知的障害の伴った発達障害児が、もし中学校の授業を受けるのを嫌がりずっと靴ひもで遊んでいたら、あなたはどうしますか?
「諦め半分で、好きにしているのを見守る。」
そういった気持ちで距離を置く方は少なくはないかと思います。
・面倒だしいいや。
・どうせこだわり行動は減らせないさ。
・本人の好きにさせてればいいよ。
・何したって無駄でしょ?散々試したんだから効果ないって。
・もう中学生だから間に合いっこない。
こんな声がちらほらと聞こえることも決して珍しくありません。
ですが、もしまだ間に合う可能性があったらどうでしょうか。
問題行動やこだわり行動を改善できるとしたらどうでしょうか。
中学1年生のダウン症の生徒のこだわり行動を見事改善し、特別支援学級の担任を驚かせたという事例を紹介します。
O市の中学に通うダウン症のAさん
Aさんはダウン症の女子中学生で、知的障害が伴っています。
靴紐をなんども結び直す、カバンをロッカーに入れたがらないといったこだわり行動や繰り返し行動が目立ちました。
小学校の引き継ぎ資料によると、これらのこだわり行動は改善できないということでした。そのため、中学に入ったAさんは、特別支援学級の担任の判断により基本的には好きにさせるという対応をとっていました。
これに疑問を感じた普通学級のB先生は、特別支援学級の担任の判断をよそに、そのこだわり行動の消去を試みる取り組みをしました。
問題行動の消去方法は体罰や叱責を一切使いません。とても温和に、と同時に厳格に執り行われます。そのため一見すると、少々厳しい指導のように見えることはあります。
そういったB先生の行動をみた特別支援学級の担任や他の先生たち思わずこう言います。
「B先生、みんな見ているのでもう少し優しい方法で、柔和にお願いします。Aさんは生まれつきの障害ですし、こだわり行動は改善できないのですからもういいじゃないですか。日常のルールとか、そこは無理だからおおめに見てください。」
他の生徒たちも、B先生のAさんに対する指導に少々驚いています。
ところがどうでしょう。
たちまち、Aさんのこだわり行動や繰り返し行動は消え、指示にしたがって行動をするようになりました。
Aさんは騒ぐこともなく、かんしゃくを起こすこともなく、B先生のたった一回の指導で今まで不可能と考えられていたこだわり行動の改善を成し遂げました。
それからもB先生の取り組みにより、Aさんはノートに字が書けるようにもなりました。
B先生の指導に対して、最も批判的で冷ややかな目で見ていた特別支援学級の担任も、これにはさすがに驚きます。
「そんな方法で改善ができるなんて・・・B先生は一体どこでこんな技術を学んだのだろうか。特別支援学級の担任である私でさえ、無理と諦めていたのに。」
このB先生は、たまたま運がよかっただけなのでしょうか?
それとも、長年の経験からくる直感に基づいて指導したのでしょうか?
脳の仕組みが分かれば、行動の改善や知能の向上は難しくない
発達障害のスペシャリストでもないB先生、なぜ特別支援学級の担任からの反対や、周りからの冷ややかな視線に晒されても臆することなく堂々と指導ができたのでしょうか。
実はこのB先生、脳科学に基づいた行動改善と脳の機能向上の技術を、ある専門家から直接学んでいました。
その技術は当然、幼児、発達障害児、定型発達の中学生にも応用がききます。
もちろんダウン症、自閉症、ADHD、学習障害、アタッチメント障害などにも効果があります。
そして、B先生に指導した同じ専門家はソウマハウスの顧問としてカリキュラムの提供もしています。
ソウマハウスでは、常に世界最新のカリキュラム、常に効果が高いカリキュラムのみを採用し日々洗練させています。
グローバルに見てもここまで練り磨かれたカリキュラムの独自性は、世界屈指であるといえます。
皆さんは、学校や特別支援学級の先生方に子供の発達を任せたいですか?
それとも、世界最新のプログラムを採用したカリキュラムで発達障害の改善をしたいですか?