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感情について子どもに教える方法

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子どもが自分の感情に対処しきれずに、だだをこねたり、泣きわめいたりすること、ありませんか?

行動ではなく、言葉で感情に対処できる方法を、子どもに伝えましょう。

 

子どもに自分の感情について話す方法を教える                                                                                                  1

子どもに簡単な感情を表す言葉を教える                                                                                                             1

感情について話す機会を設ける                                                                                                                            1

子どもに感情への対処法を教える                                                                                                                        1

前向きな感情表現法の強化                                                                                                                                   2

健全な選択肢を示す                                                                                                                                              2

 

 

子どもに自分の感情について話す方法を教える

 

感情は扱いにくいものです。特に、あなたがどうしてクッキーをもう1枚食べさせようとしないのか分からない4歳児にとっては。そして、時として、感情について子どもに教えることは難しい。なぜなら、それはかなり抽象的な概念だからです。しかし、感情について子どもと話をすることは大切です。

 

子どもに感情についての教育を施すことは、かんしゃく、攻撃、反抗のような、多くの行動の問題を防止します。

「君に腹を立てているんだ」と言える子どもは、叩く可能性は低いでしょう。そして、「あれがいやだったんだ」と言える子どもは、争いをより平和的に解決することができるでしょう。子どもに自分の感情について教えることは、子どもを精神的に強くします。感情を理解することは、健全な方法で感情に対処する術を習得する第一歩です。

 

子どもに簡単な感情を表す言葉を教える

 

幼稚園児には、うれしい、腹が立つ、悲しい、怖い、といった基本的な感情を表す言葉を教えましょう。

年上の子どもにとっては、不満です、がっかりしている、びくびくしている、といった、より複雑な言葉を学ぶのが効果的です。

子どもが感情について学ぶ助けとなる、素晴らしい方法があります。本やテレビでさまざまな登場人物がどんな気持ちか話し合うことです。

「彼は今どんな気持ちだと思う?」と聞くための間を取ってみます。

それから、登場人物が経験しているかもしれない様々な感情と、その理由について話し合いましょう。

こうして、こどもは共感することを知るのです。

幼い子どもは、自分を中心に世界は回っていると考えており、他の人々も感情を持つことを学ぶのは、彼らにとっては目を見開くような経験にもなるでしょう。

友達を地面に押し倒したら、その友達は腹を立て、悲しむかもしれないと知れば、そうしにくくなるでしょう。

 

感情について話す機会を設ける

 

子どもたちの日常の語彙の中で、気持ちの言葉の使い方を示しましょう。

あなたの感情を共有する機会を持つことで、感情の表し方を示しましょう。

「今日、あなたが妹におもちゃを貸してあげなかったことが悲しいな。きっと妹も悲しかったと思う。」

と言ってみましょう。

毎日、子どもに「今日はどんな気分?」と聞いてみましょう。

感情を選び取るのに役立つなら、幼い子どもとは、フェイスマークつきの簡単な図を使って話し合いましょう。

子どもの感情に影響を及ぼす物事について話しましょう。

子どもが特定の感情を抱きやすいことに気がついたら、指摘しましょう。

例えば、「アイスクリームを食べるときほんとにうれしそうだね」「あの積み木で遊んでがっかりしたみたいだね」と言ってみるのです。

 

子どもに感情への対処法を教える

 

子どもに、不快な感情への適切な対処法を教えましょう。

子どもたちは、腹が立ったからといって、誰かを叩いて良いわけではないことを学ぶ必要があります。

代わりに、争いを平和的に解決できるように、怒りの取り扱い方を学ばねばなりません。

自分でタイムアウト(小休止)を取るように仕向けましょう。

動揺したら、自分の部屋か他の静かな場所に行くように仕向けるのです。

ルールを破り、タイムアウトに送られる前に、これで頭を冷やすことができます。

同様に、悲しみへの対処法を教えましょう。

あなたの子どもが、友達が遊んでくれないことを悲しんでいたら、悲しみに対処できることを話しましょう。

しばしば、子どもたちは悲しみを感じたときにどうすべきかわからずに、攻撃的になったり、注目を集めるような行動を示したりします。

 

前向きな感情表現法を強化します

 

前向きな方法で、良い行動を強化しましょう。

社会的に適切な方法で感情を表したら子どもを誉めましょう。

こんな風に言ってみましょう。

「あなたが妹に怒ってるって言ったときの言葉の使い方、本当に良かったよ。」

健全な習慣を強化するもうひとつの方法は、報酬システムを使うことです。

例えば、療育方法の1つであるトークンエコノミー法(良いことをしたらシールなどのごほうびを与える方法)は、子どもが怒りを感じたとき、攻撃的になる代わりに、健全な対処法を使う練習にもなります。

 

健全な選択肢を示す

 

あなたがこどもに、腹が立ったとき言葉を使いなさいと教えたとしても、あなたが電話を切った後で電話を放り投げるのを彼に見られたら、あなたの言葉は効果的ではないでしょう。

不快な感情への健全な対処法を示しましょう。

あなたが怒ったりイライラしたりした時に注意を向け、それを声に出して言ってみましょう。

「ああ!割り込んできたあの車に、腹が立つ!」

それから、何回か深呼吸をするか、別の健全な対処法を示しましょう。そうすれば、あなたの子どもは、あなたが怒ったときに使う手法が分かるようになるでしょう。

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