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ADHDだとなぜ自傷行為や自殺率が高まるか

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様々な研究によって、ADHDは自傷行為や自殺を試みるリスクが高いことがわかっています。特に女性と高齢者はその確率が高いことも報告されています。ではなぜ、そのような行動を取ってしまうのでしょうか。また、もしも改善や予防方法があるとしたらどうすれば良いのでしょうか?

 

衝動的な行動が増えてしまうADHD

 

年齢が高くなるにつれて、ある程度ADHDの症状は緩和されてくることが多いです。ですが、完治や根治することは稀で、基本的には成人してもある程度は特徴が残っていることがほとんどです。となると、衝動性などが残った状態であれば、何か強いストレスを感じた場合、それに対する反応はとても大きいものとなるかもしれません。

人によっては、怒りに任せて暴れるか号泣して取り乱すかもしれません。もしくは、自分を傷つけるような行動をとることも考えられます。

 

つまり、ADHDだと感情の振り幅が大きくなりやすい分、行動もそのような結果を辿ります。

ではどうすればこれを予防、あるいは改善ができるのでしょうか。

 

ドーパミンを増やす薬で緩和される

 

自殺企図をした約7000人のADHDの方たちを分析した結果、薬物療法で自殺関連の行動を減少させることがわかりました。具体的には、集中力や好奇心と関係がある脳内ホルモンであるドーパミンなどを増やす薬を使ってADHDの危険な行為を予防できたのです。

 

なぜドーパミンで自殺を止められるのか?

 

ADHDはドーパミンが出にくいことが多いことが分かっています。ドーパミンが足りないと、自己抑制機能や感情のコントロールと関係が深い前頭前野の機能が正常に働かなくなります。つまり、ドーパミンが足りないと、衝動的な行動や感情的な行動を取りがちになってしまうということです。

このドーパミンの分泌を正常化させる、足りない分を多く出させることで前頭前野の機能が高まり、自己抑制や注意力が高まります。

薬物療法によってドーパミンが出るようになり、正常な判断が下せるようになれば、自殺などの衝動的な行動を防げるようになるのです。

 

子供のうちからドーパミンの出をよくするには?

 

つまり、ADHDの症状を改善、予防するにはドーパミンの出をよくすることが重要となります。このドーパミンを増やすのに効果的な方法は以下の通りです。

 

・適切なワーキングメモリトレーニング

・好きなことを見つけて打ち込む

・タンパク質を多く摂る

・激しめの有酸素運動を続ける

・瞑想をする

・薬物療法

 

参考文献

 

The association of ADHD symptoms to self-harm behaviours: a systematic PRISMA review
Clare S Allely


Drug treatment for attention-deficit/hyperactivity disorder and suicidal behaviour: register based study

Qi Chen

 

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