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亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6が足りていないとなぜ発達障がいは症状が悪化するのか

お子さんの発達障がいでお悩みの方であれば、栄養にもある程度関心を持っている方も少なくないかと思います。どんな食事を心がければ良いのか?どんな栄養が必要なのか?足りないとどんな症状が現れるのか?

こういったことに対しての知識を一つでも多く持っているだけでも、物事をとても有利に進められるので是非とも知っておきたいことです。

 

 実は、数多くの実験で

「ADHDに亜鉛を飲ませたら症状が改善された」

「ADHDにマグネシウムを飲ませたら症状が改善された」

「ADHDにビタミンB6を飲ませたら症状が改善された」

という結論に至っています。

 

これらに関して、実際に行われた実験の数々をダイジェストにして紹介するとともに、なぜ症状が改善されたかを解説をします。

 

研究の数々

 

1.

400人のADHD(平均9歳)に12週間に渡って亜鉛を取らせました。結果、衝動性と多動性と社交性の改善が見られました。ただし、注意力に変化はありませんでした。

 

2.

810人のADHD(5〜12歳)に3ヶ月に渡って『DHA、EPA、亜鉛、マグネシウム』を飲ませました。結果、不注意、多動性、衝動性、攻撃性が改善されました。

 

3.

40人のADHD(0〜15歳)に6ヶ月に渡ってマグネシウムとビタミンB6を飲ませました。結果、多動性と衝動性が改善されました。

 

4.

76人のADHD(平均6歳)に8週間に渡ってマグネシウム、ビタミンB6を飲ませました。結果、多動性と衝動性は改善され、注意力が向上しました。

 

5.

50人のADHDに6ヶ月に渡ってマグネシウムを飲ませたところ、多動性が改善されました。

 

6.

40人のADHD(7〜14歳)に6週間に渡って亜鉛を取らせました。結果、変化はありませんでした。

 

7.

23人のADHD(5〜8歳)に12週間に渡って鉄分を取らせました。結果、変化はありませんでした。

 

8.

14人のADHD(7〜11歳)に30日に渡って鉄分を取らせました。結果、症状が改善されました。

 

結論

 

数々の研究から分かるのが、効果がなかったとする研究も多少あったものの大まかな傾向としてはADHDに亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6が症状の緩和を助けるということです。

 

では一体なぜそんなことになるのでしょうか?

 

ホルモンを作るのに必要

 

ADHDの症状が悪化する原因の一つが、脳内ホルモンの少なさなどです。

 

脳内ホルモンが足りていないとどういった症状が表れるかはこちらのコラムをご覧ください。

発達障がい児やパーソナリティ障がいの脳に良い栄養とは

 

例えば、ドーパミンと呼ばれるホルモンが足りないと集中力や自制心が低下してしまいます。言い換えると、ドーパミンを作るための材料を食事やサプリメントから摂ることが重要となります。

他にも重要となるのが、ドーパミンの合成を手助けするための栄養も十分に足りていないと、せっかく材料はたくさんあってもそれらが生かされることはありません。

 

では、ドーパミンやアドレナリンといったホルモンの数々の合成を手助けする栄養とは一体何でしょうか?

 

実は、「亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6」の三つが合成に必要不可欠な栄養であることが分かっています。これらが足りていないんだけで、どんなにドーパミンの元となるものが体内にあっても、合成されずに捨てられてしまいます。

 

言い換えると、亜鉛、マグネシウムやビタミンB6を多く摂るだけで一気に合成できるようになるので、結果的にADHDの症状が軽減されるということです。

 

実際の代謝経路を図にするとこのようになります。

図からわかる通り、ADHDや自閉症と関連が深い各種のホルモンは全て、マグネシウム、亜鉛、B6のいずれかを使って合成されています。

 

まとめ

 

・栄養の偏りが気になる場合は、少なくともマルチミネラルアンドビタミンなどをサプリから補おう

・発達障がいに重要な栄養素は亜鉛、マグネシウム、B6

 

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