columnコラム

【論文11本】偏食が気になる子供に試したい5の方法

2018/11/21

1 お腹が空いていない時は無理に食べさせない

 

 当たり前のように思えるこのルールも、実は気づかずにこの落とし穴にはまっている親は少なくありません。成長時期によって週ごとに空腹度は変化しています。よく食べる日もあれば、朝食を全く食べてくれない時もあります。また、糖分が必要以上に体内にあると体調を崩しやすくなる、気分がすぐれない様子を見せることがあります。そうなると、ご飯に対して興味が持てない日も出てきます。

 親によっては叱ってでも食べさせることがありますが、研究ではこれらは効果がないかむしろ逆効果となることがわかっています。詳しくは5番目をご覧ください。

 

2 大人と子供の味覚の違いと、それと新奇恐怖症について理解する

 

 偏食が目立つ子供に対して新しい食材を提供する場合、とても慎重になる必要があります。なぜなら、子供と大人とでは味の感じ方が異なっているためです。

 他にも、新しいものに対して不安を感じやすいお子さんもいます。人で言うところの人見知りに相当しますが、これが極端に強い場合はなかなか新しい食べ物を口に運ぼうとしないかもしれません。

 

3 新しい食材をお気に入りの食材とペアで出す

 

 ある研究では、初めて食べる食材が好みのソースや食材とペアで出された場合、ペアで出されなかったグループと比べて新しい食材に対する評価がポジティブなものへとなる傾向があることが分かっています。

また、別の研究ではグレープフルーツジュースなど酸っぱいものや苦いものを砂糖などで甘くすれば受け入れられやすくなる傾向にあることも分かっています。

 さらには、別の研究で甘くした野菜を食べたクループとそうでないグループとで比較しました。それぞれのグループが2回目に素材のままの野菜を出された場合、一回目に甘い野菜を食べたグループの方が素材のままであってもポジティブな印象を持ちやすい傾向にありました。

つまり、初めは野菜を甘くして、徐々に砂糖を減らしても食べてもらいやすい可能性があると言うことです。

 

4 手本として大人が食べる場面を見せ続ける

 

 ある研究では、親がよくフルーツや野菜を食べる家庭であれば子供も高い割合でフルーツや野菜に対する抵抗感が低いことが分かっています。他の研究でも親が新しいものを食べていたら子供も受け入れやすくなることが報告されています。

 またある報告によると、2歳から5歳は同世代の子供が食べているものに対しても興味が強まり、受け入れやすくなる傾向にあることが分かっています。こちらの研究ではそれを裏付けるように、大人が与える影響よりも同世代の子供たちの姿の方がより影響力は高いことも分かっています。

 さらには、未就学児に対して良いものを食べることの重要性や、おろそかにした場合の悪い結末を話すことで子供は食べるようになるという観察結果もあります。

 

5 子供に食べることを強制しない

 

 観察で分かっていることは、子供は抑圧的な環境や強制的な環境で食べさせられたものに対してはとてもネガティブな印象を持ちやすく、余計に食べるのを嫌がることが分かっています。つまり、特定の食材に対するトラウマ化と表現できます。そればかりか、野菜を食べる代わりに不健康な食材を多く食べてしまうリスクが高まることまで分かっています。

 大学生を対象に行われたアンケート調査では、子供の頃に強制された食べ物を大人になっても避けている人が多いことも明らかにされています。

 人によっては「うちでは強制した方がよく食べている」と反論したくなるかもしれません。しかしある研究で分かっているのは、うまくいっている「強制」タイプの親は、その親自身が子供と同じ食材を食べていることが多いと言うことです。また、ただ単純に子供が新奇恐怖症である割合も高かったことも分かっています。

 それらのノイズを考慮して改めてデータを再分析したところ、「強制的に食べさせる」ことと「子供の食の進み」の間にあった相関性は無くなりました。

 これらが正しいかどうかを検証する為に行われた研究では、強制されてスープを飲んだグループと、そうでないグループの子供たちと比べ、強制された子供たちはスープを飲まない割合が高まり、とてもネガティブな評価を下す割合が高まりました。この実験では、強制はやはり逆効果であることを裏付ける結果となりました。

 

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