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親に構ってもらえないまま育つと、理屈っぽくて協調性がなくなる?

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抱っこをしない、ハグをしない、微笑みかけない、可愛がらない、安心感を与えない。このように、子供が親からほとんど愛情を与えられることなく育てられたら、その子はどんな性格の大人に育つのでしょうか。

 

親によっては、「自立心を育てるために抱っこ癖は身につけさせない!」「夜泣きは徹底的に放置する、そうでなければ自分で対処する能力が身につかない!」という考えを持って、あえて距離を置いている方もいるかもしれません。

 

ですが、それはどうやら「危険な教育方法」かもしれないことがわかりました。

 

親から十分な愛情を受けることなく、大人になった人の特徴は以下の通りです。

 

・理屈っぽい

・すぐに「いや、違う」「いやだ」「そうじゃない」と否定から入る

・自分の考えを押し通そうとする

・成り行きに任せて行動を切り替えることができない

・マニュアル人間

・臨機応変な対応が苦手

・周りと協調して行動するのが苦手

・くよくよする、過去の失敗体験をずっと引きずる

・一度ネガティブ思考になると、気持ちを切り替えられない

・感情の切り替えに時間がかかる

 

このような特徴をもつことがあります。自立心を育てるつもりが、自分勝手な子に育つわけです。

 

愛情を受けずに育った子には、なぜ共通してこれらの行動が見られるのでしょうか。

 

セロトニン不足症候群

 

先ほどあげた例というのは、セロトニン不足によって現れる症状とも似ています。これをさらに極端にさせたものが「自閉症(ASD)」です。つまり、愛情不足で育った子どもには、軽度の自閉症のような症状が現れるのだとも言い換えられます。これはアスペルガー症候群に相当します。

 

脳の部位で言えば、「前帯状回」と呼ばれるエリアの過活動が原因となって、注意や行動の切り替えが難しくなっていると考えられます。前帯状回はセロトニンによって正常に機能するので、セロトニンが不足していると、どうしてもこだわり行動や感情の切り替えなどがスムーズに行かなくなります。

 

それでは、愛情を受けずに育った子は、なぜセロトニンが出にくくなっているのでしょうか。

 

使わなければ失う

 

セロトニンは親からの愛情を受けること、たとえば、抱っこをはじめとするスキンシップや日常的な声かけなどのコミュニケーションを通して安心感を与えられることによって分泌されます。逆に、普段からスキンシップがなければセロトニンは出ません。

 

スキンシップやコミュニケーションの不足が日常的に続くと、脳はセロトニンのための神経を減らします。セロトニンは必要ないと判断し、代わりの能力を発達させようとします。セロトニンがリストラされた結果、大人になってからはセロトニン不足からくる様々な症状が現れ、社交性の低さや身勝手さから孤立することが増えてしまうのです。

 

しかも、子ども自身もコミュニケーションの取り方や他者との関わり方を学ぶ機会に恵まれなかったため、人間関係を築くことから遠ざかりがちな「回避型」の性格に育っている可能性があります。そのため、なおさら他人との関わりを回避しようとします。こうなると、他者を避ける生活スタイルが身につき、スキンシップやコミュニケーションをとるチャンスがますますなくなり、より一層、自分のこだわり行動や理屈っぽい特性が助長されてしまいます。

 

このような悪循環に陥ると、自然に治るのを待つのは難しくなってきます。最終的には薬物療法などが必要となります。

 

こういったことを予防するにはどうすれば良いのでしょうか。

 

予防方法

 

予防法として効果的なのは以下の通りです。

 

・親は子供が求めてくるままにしっかりと抱っこする。

・夜泣きがあった場合は、速やかに対処する。

・笑顔をしっかりと見せて真似させる。

・心地よいマッサージなどを定期的に行う。

・延々と無視をしない。

・安心感をしっかりと与えておく。

 

これらを徹底するだけで、セロトニンが出やすい体質になるので「回避型」になることは避けられます。

 

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