columnコラム

受験勉強よりも大切なことを学校では教わらないのはなぜか?

 「お受験」という言葉がメジャーになって久しい現代では、我が子を「優秀」な大人にするため、幼少期から習い事に通わせたり、英才教育を施すプリスクールなどに入れる保護者も、少なくありません。もちろん、子どもが習い事をしたり、専門の施設で教育を受けることは、決して悪いことではなく、むしろ、子どもを豊かな環境に置くのはとても良いことです。しかしながら同時に、私たち大人は、これからの社会を担う子どもたちの成長について、学力の向上よりも先に、慎重に考えなければならないことがあります。

 

 そもそも、人は何をもって「優秀」と言えるのでしょうか。それは、本当に一番大切なことでしょうか。

 

 他の子どもたちと、私の子どもは何か違うのではないか。

 周りと違ったら、お友達ができないのではないか。

 学校の勉強についていけないのではないか。

 このままでは、社会から孤立してしまうのではないか。

 

 親になって、子どもの成長を毎日近くで目の当たりにし、同年代の子どもたちと顔を合わせた時のことなどを思い出してみて下さい。ふとした瞬間に、小さな不安や心配を感じることはありませんか。

 

 長期的な視野で見れば、子どもにとって必要な力は、「将来、ひとりでも生きていける力」です。つまり、親から自立し、人生の新しいステップを自らの力で切り開いていけるような、そんな力です。そして、それは「社会の中でうまく生きていく」力とも言い換え可能です。社会とは、家族ではない「他者」で溢れた世界のことです。

 ですから、一見すると矛盾しているように聴こえるかもしれませんが、ひとりで自立して生きるためには、他者との協力関係が必要不可欠なのです。私たち親を始め、大人にできるのは、子どもたちにそんな力を身につけさせることではないでしょうか。

 

HQトレーニングが子供の将来性を高める理由

 

 子どもが、生涯にわたり、社会でうまく生きていくための力。それを身につけるには、HQ(人間性知性)を高めることが最善です。

 ところが、学校の勉強でHQを教わる機会はありません。というのも、学校では、国語、算数、理科、社会、体育などといった具合に、個別の科目を教えることを重要視しているからです。もちろん、言語能力、計算力、体力を高め運動神経を鍛えるなどは、それ自体とても大切な、欠かせない取り組みです。しかしながら同時に、それら個別具体的な科目だけが「優秀」であっても、その子どもの将来性を高めるためには不十分なのです。なぜなら、学校で勉強するような学力の訓練は、その子の「人間性」つまり、「人としてどうなのか」といった面を鍛えるわけではないからです。

 

 きっと、みなさんの周りにも「学歴は凄いけれど、性格は好ましくない」なんて人が居るのではないでしょうか。頭は良いのに、人格が破綻している人というのは、決して少なくありません。そのような大人は、他者との協力関係をうまく築く事ができず、対人関係などでトラブルを繰り返して、最終的には孤立してしまうでしょう。そして、その途中で、多くの人を傷つけ、また自分自身も傷ついていくのです。

 

 他者と協力的な関係を築けるようになるには、「未来志向性」と「社会関係力」を学力よりも優先して学ぶ必要があります。それらが具体的にどんなものかというと、次の通りです。

 

未来志向性:将来へ向けた目的・展望・計画性

      高度な思考力(問題設定力・解決力)

      個性・主体性・独創性

      好奇心・探究心

      やる気・意志力・集中力・注意力

社会関係力:理性・自己制御

      共感性・協調性・利他性

      心の理論・社会の理論

      高度な言語

 

 簡単に言えば、「自分の事だけではなく、他者の心にも想像力をはたらかせながら、長期的に物事を考え、計画を練って行動する力」です。そして、そのためには、「誰かの指示に従うだけではなく、自分から積極的に選び、行動する力」が必要になる、という意味にもなります。勉強が出来るかどうか、出身校はどこか、テストの点数はどうか、という心配をする前に、こうした「人間性」の豊かさを育むことが大切になります。

 

 「人間性」の豊かさではわかりづらいでしょうか。それでは、この逆を考えて見てください。

 自分で考えることができず、誰かの指示に従うだけ。計画性を持って行動ができず、その場その場の気分で動いてしまう。自分の好きな事ばかりを追い求め、周りを無視している。自分の欲求を優先するあまり、他者に対して冷たくなったり、暴力的になったりする。もっと簡単に言えば、「ワガママでいい加減で乱暴な、嫌な奴」という意味です。

 どんな親でも、自分の子どもが「ワガママでいい加減で乱暴な」大人になって欲しいと思うはずがありません。そんな人間は、きっと孤立してしまうでしょう。

 

 HQトレーニングとは、人間が社会で生きていく上で、学力よりも先に重要な「人間性」の力を高めるためのトレーニングです。自らを律する力をつけさせ、周りに目を向け、協力する力を養うこと。それは、発達障がいの改善に効果的であるのはもちろん、私たちの誰もが、より良い社会を作り、より幸せな人生を歩むために、その大切さを見直すべきものです。

 

 相馬ハウスは、発達障がい児にHQトレーニングを施せる環境を持っています。

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